ニュー・エリートの時代 / 中島聡さん

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ニュー・エリートの時代 ポストコロナ「3つの二極化」を乗り越える (角川書店単行本)

中島聡さん

読書期間: 2021.4.2(金)-4.3(土)

読書時間: 1h 30m

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どこかで読んだな〜と思いながら読んでいたら最後のページに衝撃的な言葉が...

中島聡さんのメルマガ、インタビュー記事を再編集したものだったらしい。

というわけで、普段から中島聡さんのメルマガを読んでいる方には目新しい内容は含まれていませんでした。

 

ですが、改めて読んでみてやっぱりそうだよな。と思う内容(いまの自分が気になっている文章)だけは残しておこうと思います。

p.62 「フルスタック・スタートアップ」とは、ソフトウェア・ベンチャーでありながら、ソフトウェアを武器にしてソフトウェア以外のビジネスを自ら行うことにより、その業界そのものに外部からデジタル・トランスフォーメーションを起こす会社のことです。

なかなか変わらない業界は外からやってくる。外からやってくる人達はシステムだけの提供ではなく、その業種に参入してくるかもしれない。

p.68 Slack は、メールがもつ煩わしさ(途中から会話に参加した人が時系列で情報を追うのが難しいなど)をなくし、会議を減らすことで、一人一人の生産性を極限まで高めるべく作れらたツールなのです。それを全く理解していないから、Slack 上で発言をせずに「細かなことは会議で話をしましょう」になってしまうのです。

細かなことこそSlack上で丁寧に議論し、時間が限られた会議ではできない深いレベルの意思疎通を実現すべきです。

いまメインで働いている会社はSlack を入れているものの、うまく機能していないので文化下から変える必要があるのかな。

p.73 情報を提供する側は「読んでもらうための資料」を作る必要がありますが、情報を受け取る側が節約できる時間を考えれば、そのほうが圧倒的に効率的です。

これ大事。だけどなかなかみんなわかってくれないんだよね。一方で、自分主催のプロジェクト(打合せ)が増えると作っている時間がなくなり、打合せ(口頭)で済ませようと思ってしまう。

p.129 マーティンは、朝早く出社するのですが、午後4時ぐらいには子供を学校に迎えに行ってしまいます。夜や週末に働いている姿を見たことはほとんどありません。しかし、いざリーダーシップを発揮すべき時が来ると、優れた分析力と決断力で物事をテキパキと決めていくし、人を説得する力、部下にやる気を出させる力には目を見張るものがありました。

メリハリ大事。

p.131 当事者意識の欠如が問題

日本の会社には、「無駄なミーティングばかりで、仕事が捗らない」「いま、やっている仕事の意味がわからない」「長時間労働で疲弊している」と悩んでいる人がたくさんいます。そんな時は、一歩下がって「何が会社にとって大切なのか」を考えてみてください。そして、無駄な仕事は排除し、会社にとって本当に必要なことだけに時間を割けるような環境を、自分自身のため、そして、自分の周りの人たちのために作る労力を惜しまないでください。

いまメインでやっている会社でこれは頑張るか。が、時間をかけすぎな状況にもなっているので気をつけよう。

p.155 経営者に迎合する「罪」

本(もと) を正せば、思い切った経営戦略の変更ができない経営陣が悪いのです。とはいえ、そんな経営者に逆らいもせず、かつ、会社をやめることもなく文句ばかり言いながら日々の「つまらない仕事」に追われているエンジニアや中間管理職も、私から見れば同罪です。

 頑張る。

p.155「経営者を選ぶ」という意識

イノベーションのチャンスは、会社や上司から与えられるものではありません。

大切なことは、自分の立場に関わらず、当事者意識を持って、仕事をすることです。つまらない仕事や無駄な作業が多いと思うのであれば、堂々と反対意見を表明すべきだし、ダメな上司にたてつく度胸が必要です。

どんなポジションにあっても会社がどの方向に向かうべきかを真剣に考え、そこで自分ができること、すべきことを精いっぱいすべきなのです。

代替案等を出しつつ、経営層に提言していくしかないのかな。

 

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